家づくりコラム

こんにちは。「きんてつの家」設計の古林です。

近年、洗面室と脱衣室を分ける間取りが注目されています。
洗面台や洗濯機、脱衣スペースが一つにまとまっている従来の間取りと比べ、分けることで暮らしがぐっと快適になります。

今回は、この間取りのメリットについてご紹介します。

家族の入浴中でも洗面台が使える

洗面室と脱衣室を分ける最大のメリットは、家族が同時にそれぞれの空間を使えること。
誰かが入浴していても、別の家族が気兼ねなく洗面室で朝の身支度や入浴後のスキンケアなどを行えます。
とくに家族の人数が多い場合や、朝・夜など洗面台を使う時間が重なりやすいご家庭では、順番待ちによる時間のロスやストレスを減らせるでしょう。

お客様に脱衣室を見られない

脱衣室は、洗濯物やタオル・洗剤などの日用品を置くため、生活感が出やすい場所です。
洗面室を独立させておけば、ゲストを案内しても脱衣室の様子が丸見えになる心配がなく、来客時も気持ちよく対応できます。

洗面室に湿気がこもらない

洗面室・脱衣室が一体型の場合、洗面台を使っているときに浴室からの湿気で鏡が曇ったり、生乾きの臭いが気になったりすることがあります。
2つを分けることで、湿気が広がる範囲を抑えられ、清潔で快適な洗面室を保てるでしょう。

ライフスタイルの変化に対応しやすい

お子様が思春期を迎えると、入浴や着替えの際のプライバシーをより気にするようになります。
とくに女の子は身支度に時間がかかるようになり、入浴中に他の家族が脱衣室にいると嫌がるケースも少なくありません。
また将来、親と同居することになった場合も、空間を分けておけば使い勝手がよく、お互いに気を使わずに過ごせます。

洗面室と脱衣室を分離する間取りは、日常の使いやすさを向上させるだけでなく、来客時の安心感や衛生面、将来の暮らしの変化にも対応できます。
家族みんなが快適に過ごせるアイデアとして、ぜひ家づくりに活かしてください。

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