近鉄の注文住宅(奈良県) > 外断熱工法エアーウッド > 耐火・耐風性
24時間水に浸漬しても壁倍率は低下しません。一般的な針葉樹合板は、約20%低下するのに比べ、変化はありません。また、外壁に打ちつけた釘の保持力も変化はなく、水に強い材料といえます。
木材は燃えますが、断面が大きくなると表面は焦げて炭化層ができ、酸素の供給が断たれ燃えにくくなり、1000℃以上になっても炭化スピードは1分間に0.6mm~0.8mm程度であるといわれています。
延焼の恐れのある外壁には、45分準防火の壁材を標準仕様。
外張り・屋根断熱に使用した、高性能フェノールフォームは防耐火構造認定を取得。炎をあてても炭化するだけで燃焼を防ぎます。
内部の耐力壁には筋かいを、外周部の壁には構造用面材を使用。このふたつを効果的に組み合わせて躯体を箱のようにすることで、地震や台風による外力をバランス良く分散させることができます。 構造用面材には、高い透湿性、衝撃性、また、優れた耐蟻性を有した材料を使用しています。
財)日本住宅・木材技術センターの水平加力試験において、厚さ9mmでは軸組工法で壁倍率2.5の認定を取得しています。
2階の床には、床梁の上に業界トップクラスの28mm厚の構造用合板を直接、打ち付けて一体化した「剛床構造」を採用。人や家具、住宅設備などの重さに対して、たわまない剛さをもたせるとともに、地震や台風などによる横揺れに対して、建物全体の湾曲をくい止める高い剛性を実現しています。